入り口の開放感2006/05/25 23:52

外から店内を見渡すことが出来る

だから、書店の中からも外の風景が見える。この小さな書店空間の一部として外のけやき並木の茶と緑のコントラストが印象的だ。
この店は空間の使い方が非常にうまいと感じた。
歩くたびに床が少しだけきしむ。下地の本数が不足しているのだろうか。厚い材料を使用している割には、少し沈む感じがあって柔らかな歩き心地となっている。
これも設計方針だとすると、この想像力に脱帽である。

店の面積は13坪と言っているが、20坪以上はあるように感じる。
天井が高いので、それを考慮に入れても、通路と棚位置、それに本の陳列、さらに外の風景がゆとりを生み出しているのだ。

店の構成と商品の選定に、”ストレスを感じない”という明確な店舗目標が設定されている店舗だと感じた。