福岡のブックスキューブリックという空間 ― 2006/05/22 23:54

キューブリックの入り口とO氏
久しぶりに、気合の入った本屋を見た。入り口のサインが良い。看板も良い。店内の歩き心地も十分だ。
全体に木の香り。店で本を買ったらはさんでくれたしおりも良い。そのしおりをブックカバーのデザインにしている。
代表の大井さんに、この店のつくりを聞いてきた。床材は厚さ2インチ以上はある無垢材を使ってあり、アウロ社(だったかな)の100%天然塗料を塗ってあるとのこと。
書棚は壁の漆喰(?)に直接、棚の垂直部分を取り付け、それに棚板を渡してある。というものである。
仕入は、大井さん一人で行なっているそうだ。好きなものを集めました。と大井さん。
ストレスの感じない場所を作りたかった。と言うように素敵な居場所に仕上がっていました。
書店関係者が福岡に行ったなら、そこらの大型書店を見るよりも、真っ先にけやき通りへ直行すべきである。きっと大きな収穫が得られるはずだ。
福岡けやき通りの小さな本屋 ブックス キューブリック
http://www.bookskubrick.jp/index.php
久しぶりに、気合の入った本屋を見た。入り口のサインが良い。看板も良い。店内の歩き心地も十分だ。
全体に木の香り。店で本を買ったらはさんでくれたしおりも良い。そのしおりをブックカバーのデザインにしている。
代表の大井さんに、この店のつくりを聞いてきた。床材は厚さ2インチ以上はある無垢材を使ってあり、アウロ社(だったかな)の100%天然塗料を塗ってあるとのこと。
書棚は壁の漆喰(?)に直接、棚の垂直部分を取り付け、それに棚板を渡してある。というものである。
仕入は、大井さん一人で行なっているそうだ。好きなものを集めました。と大井さん。
ストレスの感じない場所を作りたかった。と言うように素敵な居場所に仕上がっていました。
書店関係者が福岡に行ったなら、そこらの大型書店を見るよりも、真っ先にけやき通りへ直行すべきである。きっと大きな収穫が得られるはずだ。
福岡けやき通りの小さな本屋 ブックス キューブリック
http://www.bookskubrick.jp/index.php
「本」という字の看板 ― 2006/05/23 21:46

キューブリックの看板。
「本」という文字の看板をいろいろな書店で使っているが、なかなかデザインの良いものに出会ったとこがなかった。
このキューブリックの看板は配色や字体がとてもよい。そして何より目を引く。
店はファサードのデザインがとても重要である。という当たり前のことを、この書店で再確認した。
「本」という文字の看板をいろいろな書店で使っているが、なかなかデザインの良いものに出会ったとこがなかった。
このキューブリックの看板は配色や字体がとてもよい。そして何より目を引く。
店はファサードのデザインがとても重要である。という当たり前のことを、この書店で再確認した。
ブックスキューブリックの棚 ― 2006/05/24 22:11

壁面に直接つけた棚
壁面棚は、支柱の部分を壁に直接取り付けて、そこに棚板を渡して本棚としてある。
棚の最上段は吹き抜けである。
このような棚は、六本木のランダムウォークで使われているが、設計したという青山ブックセンターのW氏に聞くと、版型の大きなデザイン書を置くことが多いので、天板をつけなかった、とのこと。それに、安いですよ。と言う。
強度は問題ないですか、と聞くと、通常では問題が発生していないとの返事。
キューブリックの場合は、壁につけているので天板をつける必要は感じないが、本から上に見える木の部分の大きさが、デザイン上の課題となるように思う。
最上段はのせる本の大きさを考えて棚板の位置を決める必要があるだろう。
本棚の上にある面陳用の出っ張りがいい感じに仕上がっている。これはまねさせていただいて(一応断わってからにするが)、次の店舗で作ってみようと思う。
壁面棚は、支柱の部分を壁に直接取り付けて、そこに棚板を渡して本棚としてある。
棚の最上段は吹き抜けである。
このような棚は、六本木のランダムウォークで使われているが、設計したという青山ブックセンターのW氏に聞くと、版型の大きなデザイン書を置くことが多いので、天板をつけなかった、とのこと。それに、安いですよ。と言う。
強度は問題ないですか、と聞くと、通常では問題が発生していないとの返事。
キューブリックの場合は、壁につけているので天板をつける必要は感じないが、本から上に見える木の部分の大きさが、デザイン上の課題となるように思う。
最上段はのせる本の大きさを考えて棚板の位置を決める必要があるだろう。
本棚の上にある面陳用の出っ張りがいい感じに仕上がっている。これはまねさせていただいて(一応断わってからにするが)、次の店舗で作ってみようと思う。
入り口の開放感 ― 2006/05/25 23:52

外から店内を見渡すことが出来る
だから、書店の中からも外の風景が見える。この小さな書店空間の一部として外のけやき並木の茶と緑のコントラストが印象的だ。
この店は空間の使い方が非常にうまいと感じた。
歩くたびに床が少しだけきしむ。下地の本数が不足しているのだろうか。厚い材料を使用している割には、少し沈む感じがあって柔らかな歩き心地となっている。
これも設計方針だとすると、この想像力に脱帽である。
店の面積は13坪と言っているが、20坪以上はあるように感じる。
天井が高いので、それを考慮に入れても、通路と棚位置、それに本の陳列、さらに外の風景がゆとりを生み出しているのだ。
店の構成と商品の選定に、”ストレスを感じない”という明確な店舗目標が設定されている店舗だと感じた。
だから、書店の中からも外の風景が見える。この小さな書店空間の一部として外のけやき並木の茶と緑のコントラストが印象的だ。
この店は空間の使い方が非常にうまいと感じた。
歩くたびに床が少しだけきしむ。下地の本数が不足しているのだろうか。厚い材料を使用している割には、少し沈む感じがあって柔らかな歩き心地となっている。
これも設計方針だとすると、この想像力に脱帽である。
店の面積は13坪と言っているが、20坪以上はあるように感じる。
天井が高いので、それを考慮に入れても、通路と棚位置、それに本の陳列、さらに外の風景がゆとりを生み出しているのだ。
店の構成と商品の選定に、”ストレスを感じない”という明確な店舗目標が設定されている店舗だと感じた。
最近のコメント