懐かしく想う、熱狂2016/12/17 22:58

キューティーハニー
今年もD社のクリスマスパーティに招待され、帝国ホテルに行った。
わざわざこのパーティに出席するためだけに静岡から上京(!)したS氏は、年に一度のこのパーティでの仲間たちとの会話がとても楽しそうだった。

恒例の「ショータイム」では、社員のダンスなどが披露されたが、今年の目玉はS社長と作家4名による「キューティハニー」の歌と踊りであった。
D社の「特命係」に聞くと、このパーティでダンスを踊れるのは、10万部以上を売り上げた作家がS社長に指名されるのだとのこと。
「作家さんは目立つのが好きです」と彼は言うが、そういう方ばかりではあるまい。

遥か過去に置いてきた「熱い思い」を、わずかに残る苦い感覚と共に味わうことが出来るパーティであった。

弁護士に会うとき2016/12/30 09:38

のらねこ

顧問弁護士に会う時は、手土産を持参した。
月々の顧問料を支払ってはいるが、個別案件の相談では別料金が発生する。
ましてや法的な文章を書いてもらう場合には、弁護士先生の決めた料金がある。
しかし、もろもろの依頼をすることは年間に何度もないのだから、という理由で、なんとか顧問料の範囲内で収めてもらおう、と、文章はこちらで作成し、弁護士先生にはチェックをしてもらうことだけで済まそうというのが、当時在籍していた会社の方針だった。
それではあまりにも申し訳ないからと、いただいた手土産などを横流しで持って行ったものだ。

その顧問弁護士が亡くなり、別の弁護士事務所と契約したようで、以前に書いた文章に関する説明を求められた。
はじめて会ったその弁護士は、かつての弁護士先生とは異なり、かなり事務的な印象だ。

久しぶりに弁護士という職業の人と話をして、ある夏の日に、持っていった桃を丸かじりしていた弁護士先生を懐かしく思い出す。